Startup Portfolio
スタートアップ向けスマート会計ソフトを開発する"Puzzle"がSeries Aで$15Mを調達
Puzzleは、General Catalystがリードし、ベンチャー企業のCFOを含む100人以上の業界のエンジェルが参加したSeries Aで$15Mを調達した。同じく
General Catalystがリードした$5Mを調達したSeedを含め、これまでの資金調達総額は$20Mに達した。
ゼロから始めるスタートアップは、おそらく最新のFinTechツールを搭載した財務ソフトウェアを重ねて使用することになるでしょう。これらは、決済のStripe、法人クレジットカードのBrex、給与・福利厚生のGustoなど、組み合わせれば企業の財務状況を独自の視点で把握することができるものばかりです。
Early stageのスタートアップ企業であるPuzzleは、これらのツールから流れてくるデータを活用することを目的とした会計パッケージを構築しています。
PuzzleのCEO兼共同創業者は、自社を「初のスマート会計ソフト」と呼び、一般会計台帳に接続されたストリーミング財務データ・プラットフォームを組み合わせています。
この2つを組み合わせることで、資金調達、税金、財務状況の全体像の把握など、組織にとって全く新しい機能を生み出すことができます。
ストリーミングは、支払いや給与のデータなどにリアルタイムで接続し、最新の情報で台帳を更新することができます。
「私たちは、最新のスタックからネイティブにデータを取得し、企業がすべてのデータを確認できる単一の場所を作成し、これらのデータがどのように組み合わされ、財務の健全性の全体像が描かれるようにします。これは、これまで起こってきたすべての近代的なイノベーションを補完するものです」とPuzzleのCEO兼共同創業者は述べています。
同社は、最終的にはスタートアップ向けの会計ソフトウエア・サービス以上のものにしたいと考えています。最終的には従来のERPソフトウェアを、市場のあらゆるベストソリューションに接続された「API対応データプラットフォーム」で置き換えることを目標としています。
同社は2019年末にローンチし、これまで500社以上のスタートアップと協力して、新しいソフトウェアの構築と改良を進めてきました。同社は、関心のある顧客なら誰でも一般に利用できるサービスの提供をもって、ベータ版から脱却します。
Puzzleは現在30人の従業員を抱えており、この資金で雇用を行う予定です。スタッフの中には、会計とエンジニアリングの知識を併せ持つユニークな人材が数人いるが、スタートアップの規模を拡大するにつれ、あらゆる分野の人材が必要になる予定です。
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