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メキシコのフィンテック企業Stori、高い利回りで新たな貯蓄者を引きつける試み
メキシコの金融スタートアップStoriが非常に高い15%の利回りを持つ貯蓄口座の提供を開始しました。これは、銀行口座を持たないメキシコ人を魅了しようとするデジタルバンキング企業間の競争が激化している兆候です。Condusefのデータによれば、この口座は地元の金融セクターで最も利回りの高いものになります。
メキシコでの統計データによれば、人口の半分未満が貯蓄口座を持っている中、ブラジルのNubankやアルゼンチンのUALAなどの他のラテンアメリカのフィンテックも今年メキシコで貯蓄口座を開設しました。
Storiは昨年、10億ドル以上の評価を達成し、ユニコーンと呼ばれる地位を獲得しました。公式のデータによれば、成人の約3分の1だけが消費者ローンを持っている国で、500ペソ($28)からの信用制限で銀行口座を持たない人々向けのクレジットカードを提供しています。
同社の共同創設者であるMarlene Garayzar氏は、「従来の銀行システムの外にいる個人に届けることを目指して、一般的には裕福な人々向けの製品を一般的で民主的にする」と述べています。
口座を開設したい人々は、水曜日にオープンする待機リストに登録する必要があり、最初の口座は10月末に開設される予定です。メキシコの中央銀行は基準金利を11.25%に設定しています。NubankとUALAのメキシコ支店は両方とも、ほとんどの銀行よりもはるかに高い9%の利回りの貯蓄口座を提供しています。この発表は、Storiが金融企業MasCajaを買収し、製品ポートフォリオを拡大する新しいライセンスを取得したことを受けてのものです。
Nubankのメキシコユニットは、5月に口座を開設して以来、100万人以上の顧客を獲得していると、同社のデータによります。Storiの新製品部門のジェネラルマネージャー、Sergio Duenas氏は、来年末までに300万の貯蓄口座保有者に達することを予想しています。
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