Odyssey TherapeuticsがJulie ClaussをChief Operating Officerに任命

バイオテクノロジー企業のOdyssey Therapeutics社は、次世代の精密免疫調節剤および抗がん剤の開拓を行っており、本日、Julie Clauss氏をChief Operating Officer(COO)、Christopher Butler博士をSenior Vice President(SVP)、Head of Chemistryに任命したことを発表しました。これらの人事により、バイオテクノロジーおよび製薬業界での40年以上に及ぶリーダーシップと科学的専門知識がOdysseyに加わることになります。

Odyssey Therapeuticsの創設者兼CEOであるGary D. Glick博士は、次のように述べています。「患者アウトカムの改善に向けて飛躍的な前進を遂げる中で、最高の人材を引き続き募集しています。Clauss氏とButler博士には、戦略的なビジネスおよび研究目標の達成に向けて、チームを成功に導いた実績があります。両氏の経歴を活かし、重篤な疾患に苦しむ患者さん向けの新薬の開発で、新たな地平を切り拓いていきます」

Clauss氏は、全社横断的にOdysseyの事業、管理部門、臨床業務を統括し、これらの重要部門に対するリーダーシップを発揮します。同氏は経営陣と緊密に連携し、業務の卓越性を推進し、免疫疾患およびがんに苦しむ患者さん向けの画期的な医薬品の提供を目指すOdysseyのビジョン実現を支援します。これまでClauss氏は、UltragenxyでGene Therapy Platformのバイスプレジデントおよびリーダーを務め、各プログラム間の機能を統括し業務効率を向上させました。IpsenBioscienceでは研究開発(R&D)業務のバイスプレジデントおよびヘッドとして、戦略的なポートフォリオ管理グループを設立し、データ主導のグローバルR&Dストラテジーを策定しました。また、Sanofi PasteurおよびSanofiでもリーダーシップを発揮しています。Clauss氏はマサチューセッツ工科大学のSloan Fellowsプログラムで経営学修士(MBA)を取得し、Ecole Centrale Mediterraneeで工学修士、Joseph Fourier Universityで化学・物理科学の理学修士を取得しています。

Clauss氏は、次のように述べています。「Odysseyでは、イノベーションの推進、部門間の連携、業務効率の向上を通じて、患者中心のソリューションの実現を目指し、リーダーシップ経験を活かしていく所存です。Odysseyは、非常に有望なパイプラインを有しており、情熱を持つ仲間と協力し、同社のミッションを果たせることを心待ちにしています」

SVPおよびHead of Chemistryとして、Butler博士は、同社の研究の戦略的方向性の形成、イノベーションの推進、化学部門における卓越した文化の育成において中心的な役割を担います。Odyssey入社に先立ち、同博士はVertex PharmaceuticalsおよびPfizerでさまざまなリーダーシップ役職を歴任してきました。博士はイリノイ大学アーバナ・シャンペーンで有機化学の博士号を取得し、合成化学および薬理化学に関する研究で多数の論文を発表し、受賞歴を持っています。

Butler博士は、次のように述べています。「Odysseyには、才能あふれる科学者と経営陣、そしてデータサイエンス、化学、研究への熱心な投資があり、魅力を感じました。Odysseyの専門の創薬ハンターは、科学的発見の最前線にいます。炎症性疾患やがんに先手を打ち、問題を解決し、速やかに医薬品を患者のもとに届けるべく努力しています」

Odyssey Therapeuticsについて
Odyssey Therapeuticsは、次世代の免疫調節剤および抗がん剤の発見、開発、商業化に注力するバイオテクノロジー企業です。基礎生物学、化学、データサイエンスの専門家で構成される創薬ハンター、科学者、業界リーダーのチームにより、創薬の変革を推進し、生命を強化する精密医薬品の創製と効率的な提供を加速しています。