BioTechのOdyssey Therapeuticsが、AI駆動の低分子医薬品創出に向けた戦略的コラボレーションを発表

次世代精密医療のパイオニアであるバイオテクノロジー企業Odyssey Therapeutics, Inc.は、Johnson & Johnson傘下のJanssen Pharmaceutica NVと、特定の治療標的に対する低分子医薬品の共同発見および最適化に関する戦略的研究コラボレーション契約を締結したと発表しました。両社は、人工知能（AI）、機械学習（ML）、計算化学、創薬における専門知識を結集し、従来の創薬手法では困難だった標的タンパク質に対する治療薬の開発を目指します。この契約は、Johnson & Johnson Innovationの仲介により実現しました。

2021年の設立以来、Odysseyは免疫学、腫瘍学、医薬品化学、構造生物物理学の分野で豊富な経験を持つ専門的な創薬チームを編成し、次世代の計算ツールを用いて難治性疾患の治療薬開発に取り組んでいます。コンピューターシミュレーション、最先端の実験能力、ウェットラボインフラを統合することで、Odysseyの科学者は患者にとって変革をもたらす可能性を秘めた医薬品の迅速な発見と開発を実現しています。

Odyssey Therapeuticsの創設者兼CEOであるGary D. Glick博士は、「AIとMLの最新技術を活用して、重大な疾患に対する治療法を見つけるという、創薬と開発プロセスの限界に挑戦できることを大変嬉しく思います。化学者、生物学者、データサイエンティストの協働により、ツールの最適化、データ共有、モデル開発を通じて共同創薬活動を加速させ、必要とする患者に革新的な治療薬を提供していきます」と述べています。

契約に基づき、OdysseyはJohnson & Johnsonの創薬および治療領域の専門家、データサイエンティストと協力し、AIとMLを活用して複数の標的タンパク質に対する低分子医薬品の発見と最適化を行います。Odysseyは契約一時金を受け取り、マイルストーン達成とロイヤリティの支払いを受ける権利を得ます。

Odyssey Therapeuticsについて
Odyssey Therapeuticsは、次世代の免疫調節薬と腫瘍治療薬の発見、開発、商業化に特化したバイオテクノロジー企業です。基礎生物学、化学、データサイエンスの分野における専門的な創薬者、科学者、業界リーダーで構成されるOdysseyは、創薬プロセスを変革し、患者に命を延ばす精密医療を迅速に開発、効率的に提供することを目指しています。