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2025/07/30

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HealthTechのSword Health、AI部門「Sword Intelligence」新設で医療オペレーションの革新へ

AIケア分野のグローバルリーダーであるSword Healthは、医療現場の運営効率化を目指す新AI部門「Sword Intelligence」を発足したと発表しました。これにより同社は、これまで得意としたケア提供の枠を超え、医療機関・保険者・行政向けにAIによる業務改善ソリューションを本格展開します。Sword Intelligenceは、社内で長年培われてきたAIケアマネージャー技術を基盤とし、従来は煩雑だった患者登録、トリアージ、適格性チェック、高リスク患者へのフォローなど非臨床領域のワークフローを自動化します。臨床領域ではAIケアスペシャリストのPhoenixが引き続き患者を直接支援する一方、Sword Intelligenceはケアマネジメントに特化した新世代エージェントで、ケアの調整や事務負担の軽減、運営のスピード・精度・拡張性を飛躍的に高めます。

 

これまで自社運営の効率化で活用されてきたAIプラットフォームを、外部の医療機関でも利用可能とすることで、各組織の既存チームやインフラと柔軟に連携しながら、効率向上・コスト削減・人的なケアの質の維持を同時に実現します。Founder & CEOのVirgilio Bento氏は、「当初は自社オペレーションの課題解決としてスタートしましたが、50万人以上の会員を支援した今、社内AIの成果を他の医療機関にも広げるべきだと確信しました。これにより現場スタッフは患者ケアにより多くの時間を割けるようになります」と語っています。

 

Sword Intelligenceは独立した組織体制と専任チーム、独自の開発ロードマップを持ち、スピード感と柔軟性を両立しながら医療業界の多様な業務課題に対応。スケジューリングやトリアージ、資格確認、フォローアップ調整など大量かつ煩雑な業務を自動化し、管理負担を減らしつつ、コスト削減と患者体験の質向上を目指します。すべてのソリューションはモジュール型かつ安全性重視で、既存システムにシームレスに統合可能。HIPAA、HITRUST、SOC 2準拠のセキュリティとコンプライアンスも確保されています。Bento氏は「Sword Intelligenceは単なる自動化ツールではなく、医療業務全体を変革し、医療アクセス拡大・コスト削減・患者アウトカム向上を実現するためのパートナーです」と語り、現場からのフィードバックをもとにAIモデルを継続的に改善・進化させていくとしています。

 

Sword Healthについて
Sword HealthはAIケアプラットフォームで「人間中心」から「AI中心」への転換を牽引するHealthTechスタートアップです。フィジカルペインケアから事業を拡大し、現在は骨盤・運動・メンタルヘルス分野までサービスを展開。2020年以降、世界3大陸で50万人以上が700万回以上AIケアを受け、1,000社超のクライアントが約10億ドルの医療コスト削減を実現。40件以上の臨床研究や40超の特許実績を持ち、Khosla VenturesやGeneral Catalystなどから4億ドル超を調達しています。

 

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