VAST Data FederalとLeidos、NVIDIA AIでエージェント駆動サイバー防御を共同発表し、アラート疲労から政策遵守の自動対応へ

VAST Dataの米公共部門子会社である VAST Data Federal は、Leidos（NYSE: LDOS）と戦略的パートナーシップを締結し、NVIDIA GTC DCでライブ披露する新たなスケーラブルなサイバー防御モデルを発表しました。NVIDIA AI Enterprise と VAST AI Operating System（AI OS） を基盤に、グローバル企業や連邦機関の「アラート過多」を、AIがオーケストレーションする決定的な対応へと転換することを狙います。巨大組織のセキュリティパイプラインは、ログ・テレメトリ・アラートで「兆」単位のイベントを生成し、人手によるトリアージを超えて盲点・過重負担・対応遅延を招いています。これに対し、NVIDIA Morpheus と NVIDIA® BlueField® DPU によるリアルタイム検査・推論、そして VAST DataEngine／VAST DataBase による“年単位のテレメトリを即時検索可能”なAI対応データ基盤を組み合わせ、ノイズを削減し、ポリシー準拠の迅速なアクションを実現します。

VAST Data 公共部門担当VP Randy Hayes 氏は、「データ・モデル・エージェントが一体となって動くと何が起きるかを示します。Leidosの任務遂行ノウハウ、NVIDIAのAIアーキテクチャ、そしてVAST AI OSのデータ統合・オーケストレーションで、セキュリティチームは年単位のテレメトリを瞬時に分析し、ベクトル検索で隠れたシグナルを可視化、AIエージェントがポリシー駆動で対処まで実行できます」と述べました。
LeidosのVP兼サイバーセキュリティ・プラクティスリード Josh Salmanson 氏は、「連邦ミッションには、スケールし適応しアナリスト負担を減らすプラットフォームが必要です。LeidosのトレードクラフトをNVIDIA AIスタックとVAST AI OSに組み合わせることで、対応を滞らせる手作業を排除し、証拠相関・タイムライン構築・推奨／実行まで“エージェントワークフロー”で一気通貫にします」と説明しました。

主な提供価値：
• ホット／ヒストリカルの即時可視化：再ハイドレーションなしで年単位のテレメトリをクエリ可能。ペタバイト級データに対する標準SQLやベクトル検索で隠れた兆候を秒で抽出。
• エッジでのエージェントトリアージ＆応答：AIエージェントがノイズをフィルタ、優先度付け、インシデントのタイムライン化を自動化。トラフィック迂回やポート閉鎖などのポリシー誘導アクションを推奨／実行。
• サイバー調査のクエリアクセラレーション：ログ／パケット／レポート横断の低遅延・並列検索でハンティングとフォレンジクスを高速化。複数IOCの相関で封じ込め時間を短縮。
• ミッションスケールでの低コスト化：取込量課金やホット層の制約から解放し、より長期により多くのテレメトリを保持して盲点を削減。
• 運用シンプル化とアナリスト支援：手作業の相関や引継ぎのミスを減らし、人の判断と監督に集中。ポリシー駆動の自動化でコンプライアンスと任務要件に整合。

VAST Dataについて
VAST Data は「AI Operating System」企業です。データ／コンピュートサービスとエージェント実行を単一のスケーラブル基盤に統合し、AIエージェント間通信、リアルタイム推論、グローバル規模のワークフロー自動化を実現します。独自の DASE（真の並列分散）アーキテクチャで、性能・スケール・単純性・レジリエンスのトレードオフを解消し、推論AIの世界ファブリックを提供します。