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予測調達プラットフォームArkestro、R&D組織「Arkestro Labs」を発表し、予測調達AIで継続的な調達意思決定を加速
予測調達プラットフォームの Arkestro は、次世代のAI駆動・予測調達ソフトを開発するR&Dエンジン「Arkestro Labs」を発表しました。同社カンファレンス「Optimal ’25 Houston」で、すでに成果としてAI機能群「Arkestro Intelligence」を実装し、第一弾機能となる Arkestro Opportunities(β)を提供開始したことを公表。Intelligenceは価格推奨、サプライヤ提案、購買予測、商品とコモディティ指数の連動による価格動向予測など複数モデルで構成され、調達実務における重要タスクと洞察を強化・高速化します。
Opportunities は、顧客の購買・支出・見積履歴に、FREDなど外部データを掛け合わせて節約機会を抽出し、同種品の一括調達化など、明確な期日付き・品目レベルのアクションを提案。推奨にとどまらず、**同一プラットフォーム上で即時実行できる“クローズドループ”**を提供するため、分析と実行の間に価値を取りこぼしません。Trinity Industries や Koch Engineered Solutions(KES)などが限定βで活用しています。
CTOの Ben Leiken 氏は「Arkestro Intelligenceは、特許技術の上に構築した“プロキュアメントの力を何倍にもする”仕組み。Opportunitiesは市場の他製品を超え、推奨だけでなく実行まで可能にする新段階の予測知能です。RFQやスポットイベントから脱し、継続的な調達(Continuous Procurement)へ移行するための基盤になります」と述べました。Trinity Industriesの Ryan Goodwin 氏は「限られた時間の中で、技術で調達の生産性を10倍に引き上げ、反応型からエンドツーエンドの能動的・情報駆動へと機能を転換する」と期待を表明しています。Optimal ’25では、基調講演やワークショップ、事例セッションを通じて、AIと予測技術が各業界の調達をどう変革しているかが共有され、Chevron、Nissan、JLLなどのリーダーが登壇しました。
Arkestroについて
Arkestro はAIとゲーム理論に、特許取得済みの「Negotiation Science/Supplier Science/Process Science」を組み合わせ、調達をプロアクティブで成果志向の機能へと転換する予測調達プラットフォームです。フォーチュン500を含む企業に採用され、眠るコスト削減の可視化、交渉最適化、サプライヤ協業の強化を実現します。
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