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大規模言語モデルのOpenAI、Firmusのマレーシア2拠点から計算資源を確保し東南アジアの基盤を厚く
OpenAIは、オーストラリアのAI基盤企業Firmusと複数年にわたる戦略提携を結び、マレーシアの2拠点から専用のAI計算資源を確保します。Firmusの発表によれば、OpenAIは同社のアンカーカスタマーとなり、これを受けて同社の全顧客にわたる契約済み容量は900メガワットを超えました。マレーシアへの進出は、オーストラリア、シンガポール、インドネシアに続く展開にあたります。
Firmusの拠点網は現在、4カ国にまたがる7つのAIファクトリーで構成されています。報道によれば、オーストラリアとシンガポールの2拠点が稼働中で、残る5拠点はアジア太平洋地域で開発中です。アンカーカスタマーの存在は、長期の計算需要が事前に確定することを意味し、新規の設備投資を進めるうえで開発側にとって重要な後ろ盾になります。OpenAI側から見れば、既存の基盤網の外側に高性能な計算資源の供給元を新たに確保する形です。
背景には東南アジアでの基盤獲得競争があります。マレーシアは近年、シンガポールに隣接するジョホール州を中心にデータセンター投資が集中しており、大規模言語モデル向けの設備が置かれることで位置づけが変わりつつあります。Firmusにとっても、今年とされる新規株式公開の観測を控えた時期の契約となります。同社は直近の資金調達で105億ドルを超える評価を受けており、NVIDIA、Jane Street、Blackstoneのファンド、Coatue Managementが出資しています。なお、2拠点の具体的な所在地は公表されていません。
OpenAIについて
OpenAIとは、2015年に設立されたアメリカの人工知能企業で、本社はカリフォルニア州サンフランシスコにあります。Sam Altman、Elon Musk、Ilya Sutskeverらが共同創業しました。主力製品は対話型サービスChatGPTとGPT系の大規模言語モデル、開発者向けAPI、コーディング支援のCodexです。事業内容はモデルの研究開発と法人・個人向け提供が中心で、大規模な計算基盤への投資と製品展開の速さを特徴とします。汎用人工知能が全人類に利益をもたらすようにすることをミッションに掲げています。
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