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予防医療テックのNeko Health、ニューヨークに初の米国クリニックを開設
Neko Healthは、ニューヨークのソーホー地区に初のアメリカ国内クリニックを開設しました。所在地はマンハッタンの300 Lafayette Streetで、ヨーロッパ以外への進出は今回が初めてです。開設前の待機登録には2万5000人を超えるニューヨーク市民が名を連ねました。提供するのは所要およそ60分の予防目的の検査で、価格は499ドルです。同社にとって最大級の規模となる施設で、7つの検査室を備えます。
検査は放射線を使わず、可視光と赤外線のカメラを組み合わせて6000枚の画像を撮る全身の皮膚の観察、心血管の評価、体組成の詳細な分析、50項目を超える主要なバイオマーカーを対象とする院内の血液検査で構成されます。検査自体はおよそ30分で、その後の30分を臨床担当者との対話に充て、結果の意味と対応の計画を確認します。結果はiOSとAndroid向けのアプリから随時参照でき、過去の検査との変化を追えるほか、Apple Health経由でOuraやWhoopなどのウェアラブル端末の日々のデータとも連携します。
同社によれば、スウェーデンとイギリスでは既に10万人以上が検査を受けており、初回の受診を終えた時点で75%の会員が次回分を予約して前払いし、2回目の後は80%が3回目を予約しています。世界全体では35万人以上が待機登録または受検の登録をしています。今回の進出は、Lightspeed Venture Partnersが主導しO.G. Venture Partnersが共同主導した7億ドルの調達を受けたもので、ニューヨーク市内および全米で複数の拠点が計画されています。ただし同社は、このクリニックが総合的な医療機関ではなく、検査で見つかった疾患の治療は行わないとしており、追加の診療は利用者自身がかかりつけの医師へ依頼する前提だと説明しています。保険は取り扱わず、HIPAA(医療保険の相互運用性と説明責任に関する法律)の適用対象事業者でもないとしています。待機登録の人数や再受診率はいずれも同社の公表値です。
Neko Healthについて
Neko Healthとは、2018年に設立されたスウェーデンの予防医療テック企業で、本社はストックホルムにあります。Hjalmar NilsonneとSpotifyの創業者であるDaniel Ekが共同創業し、Nilsonneが最高経営責任者を務めます。2023年にスウェーデンでサービスを開始し、その後イギリスへ広げました。検査機器と解析ソフトウェア、臨床の手順を自社で設計・製造し、非侵襲かつ放射線を使わない全身検査と、その場での医療者による結果説明を組み合わせた会員制のサービスを提供しています。発症してから治療する医療から、早期に把握して手を打つ医療への転換を掲げています。
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