Startup Portfolio
建物内装工事向けの汎用ロボットを開発するPhysical AIスタートアップの"Origin"がステルス状態から脱して累計$20Mを調達
Originは、ステルス状態から正式に登場し、AccelとZacua Venturesが共同リードし、Unilazer Ventures、Schema Ventures、Z21加えエンジェル投資家が参加した累計$20Mの資金調達を発表しました。
建物内装工事向けの汎用ロボットを開発するフルスタックのPhysical AIスタートアップのOriginは、単一のプラットフォームで複数の内装工種に対応できるよう設計されているOriginの主力ロボットであるOG-1を開発しています。
「建設ロボットの多くは研究室では優れた性能を発揮しますが、実際の建設現場では1週間も経たないうちに機能しなくなります。Originは当初から建設現場での使用を前提に開発しており、その成果は明確に表れています。ロボットは実際に稼働し、現場の作業員から信頼され、同社は量産できる体制も整えています」とZacua VenturesのFounding PartnerであるVivin Hegdeは述べています。
OG-1はOriginの主力ロボットであり、単一のプラットフォームで複数の内装工種に対応できるよう設計されています。現在は、人間の介入なしに壁面仕上げの一連の作業を自律的に完了できます。具体的には、パテ材の塗布、研磨、下塗り材の塗布を行い、専門職人と同等の仕上がりを実現します。
OG-1は3輪式の移動プラットフォームを採用し、周囲360度を認識できます。最大14フィート(約4.3メートル)の高さまで作業でき、壁面に対して一定の圧力を維持するリアルタイムの力制御により、研磨などの接触を伴う作業にも対応します。OG-1は、専用の立入禁止区域を設ける必要がなく、他の工種の作業が現場で継続している間も、建設作業員と安全に協働できるよう設計されています。
OG-1には、Originが建設分野に特化して開発した基盤モデルであるConstruction Action Modelが搭載されています。このモデルは、3つの主要な構成要素を統合しています。1つ目は、建設作業のワークフローに含まれる複雑なサブタスクを計画し、統合的に実行する推論システムです。2つ目は、OG-1が自律的に移動し、作業すべき正確な位置を特定し、各ツールの使用方法を判断し、作業品質を評価できるようにする行動ポリシーです。3つ目は、ロボットからのフィードバックを活用した精密な制御によって、行動ポリシーが決定した動作を実際のロボットの動きに変換するコントローラーです。
このモデルは、高精度なシミュレーションと実際の建設現場での稼働データを使用して学習されています。
Originは創業当初から現場導入を重視しており、設立から10カ月以内にNew Yorkの建設現場へ最初のロボットを導入しました。現在、OG-1は商業施設、集合住宅、データセンター、ホテル、倉庫などで導入が進められています。
「過去100年間、建設業界で機械化や自動化が進んだのは、主に建物外部の大規模な作業に限られていました。しかし、建設工期の65%以上を占める建物内部の熟練作業の多くは、依然として人手で行われています。私たちは、内装工事にPhysical AIを導入するためにOriginを創業しました」とOriginの共同創業者兼CEOであるYogesh Ghaturleは述べています。
Originのプラットフォームはすでに量産可能な段階にあり、同社は2027年末までに150台のロボットを導入することを目標としています。また、同じハードウェアプラットフォームとConstruction Action Modelを活用し、テープ処理、石膏ボードの設置、穴あけ、電線管の設置など、追加の内装工種への対応を計画しています。
調達資金は主に、Originの主力ロボットであるOG-1の導入とロボット群の拡充に充てられます。また、米国および欧州の顧客との大規模な実証実験も支援します。これには、米国最大級の石膏ボード仕上げ工事業者2社が含まれており、さらにドイツ、スウェーデン、フランス、サウジアラビアでも実証実験が予定されています。
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