2026/10/24
Startup Portfolio
低炭素セメントのForteraとMLC、CO₂由来セメントの年産30万トン工場の建設予定地を選定
ForteraとMLCは、米国ミズーリ州セント・ジェネビーブにあるMLCの拠点を、本格商用低炭素セメント工場の建設予定地に選定しました。年産30万トンを計画し、石灰製造時の排出ガスから回収したCO₂をReActセメントへ転換します。製品重量の約半分が回収CO₂に由来する設計です。
ForteraのReCarb技術は、排ガス中のCO₂を鉱物化してセメント材料に利用します。既存のセメント・石灰工場に追加導入でき、設備や原料を活用できる点が特徴です。同社は、通常のポルトランドセメントと比べてCO₂排出量を約70%削減し、コストや性能の競争力を維持できると説明しています。
建設予定地はミシシッピ川沿いにあり、米国内や海外への輸送を見据えた立地です。生産したセメントは、建材企業Ozingaを含む米国中西部の需要に供給する計画です。今回の発表は予定地の選定であり、新工場の稼働開始を示すものではありません。
Forteraについて
Forteraとは、米国カリフォルニア州サンノゼに本社を置く、低炭素セメント技術を開発する企業です。2019年にRyan GilliamとMike Weissが共同創業しました。独自のReCarb技術により、産業由来のCO₂をセメント原料へ転換します。主力製品ReActは、通常のセメントとの混合や代替に用いられます。既存の製造設備や石灰石、物流網を活用しながら、建設材料の脱炭素化を進められる点が強みです。
TagsCleanTech
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