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AI技術のSarvam AI、インド言語向け大規模言語モデル「Sarvam-1」をリリース
Sarvam AIは、インド言語に特化した20億パラメータの大規模言語モデル「Sarvam-1」をリリースしました。このモデルは、英語の他、ヒンディー語、ベンガル語、タミル語、テルグ語を含む10のインド言語に最適化されています。
Sarvam-1は、インド言語における2つの主要な課題(トークンの非効率性と低品質なデータ)に取り組むことを目指しています。既存モデルでは1つの単語が4-8トークンに分割される問題がありましたが、Sarvam-1は1単語あたり1.4-2.1トークンという効率性を達成したと主張しています。このモデルは、インド言語用に特別に収集された2兆トークンのデータセット「Sarvam-2T」で訓練されており、クロス言語翻訳や質問応答などの分野で優れたパフォーマンスを発揮します。MetaのLlama-3.2-3Bより小規模なモデルながら、複数の業界ベンチマークでそれらを上回る性能を示しています。
Sarvam AIは、Yotta Data Servicesとのパートナーシップも発表し、Sarvam-1モデルはYottaのShakti Cloudインフラストラクチャで訓練されています。同社は2023年12月に、Lightspeed Venture Partnersをリードインベスターとして4100万ドル(約342億ルピー)のシリーズA資金調達を完了しています。インドの生成AI市場は2023年から2030年にかけて年平均成長率48%で成長し、170億ドル以上の市場機会になると予想されています。
Sarvam AIについて
Sarvam AIは、インドのAIテクノロジー企業で、インド言語に特化した大規模言語モデルの開発に注力しています。同社のSarvam-1は、インド言語特有の課題を解決し、効率的な言語処理を実現する革新的なモデルとして注目されています。また、Sarvam Agents、Sarvam 2B、Shuka 1.0などの複数の生成AI製品を提供し、インドのAI市場をリードしています。
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