アムステルダム拠点の起業家やSME向けのデジタル金融サービスプラットフォームを提供する"Finom"がSeries Cで€115Mを調達

Finomは、AVP(以前のAXA Venture Partners)がリードし、Headline Growth、General Catalyst、Northzone、Cogito Capitalが参加したSeries Cで€115Mを調達した。General CatalystのCustomer Value Fundからの直近の€92.7Mの成長投資と合わせて、Finomはこれまでに総額で€300M以上の資金を調達したことになります。

2019年に設立されたアムステルダムに拠点を置く起業家や中小企業(SME)向けのヨーロッパのデジタル金融サービスプラットフォームのFinomは、ビジネスオーナーが迅速にアカウントを開設し、財務を効率的に管理するための包括的な金融ツールを提供しています。このプラットフォームは、オンラインでの財務管理、支払い、請求書発行、経費追跡を簡素化します。

新たな資金調達は、Finomがヨーロッパ全体での成長を加速させている中で行われたもので、現在ドイツ、フランス、イタリア、スペイン、オランダで現地のIBAN口座を提供し、125,000人以上の顧客にサービスを提供しています。同社は、2026年末までにヨーロッパのビジネス顧客100万人に到達することを目標としています。

2024年2月の€50MのSeries B以来、Finomは2024年中に収益を2倍にしたとされており、すべての市場において正のユニットエコノミクスを維持しています。同社は、顧客のライフタイムバリューが獲得コストを上回っており、従業員数も500人以上に増加しています。

「ヨーロッパの起業家たちは、非常に意欲的で創造的、かつたくましい人たちですが、彼らの金融ツールはその野心に追いついていません。Finomでは、彼らのアイデアのスピードで機能し、常にサポートできる金融の拠点を構築しています。今回の資金調達により、技術だけでなく、ヨーロッパ中の100万人の起業家たちの信頼を獲得するスピードも加速させることができます。」とFinomの共同創業者兼CEOは述べました。

Finomのプラットフォームは、AIによる金融インテリジェンスツールと、ビジネスバンキング、決済処理、請求書発行、経費管理、外国為替サービスを1つの電子マネー機関ライセンスの下で統合しています。

また、同社は最近、オランダの企業向けの信用枠を提供することで融資市場にも参入しました。