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業界初のAI効率化プラットフォームを開発する"Granica"がSeries Aで$45Mを調達
Granicaは、New Enterprise Associates (NEA)、Bain Capital Venturesなどが参加したSeries Aで$45Mを調達した。元TeslaのCFO、Eventbriteの会長兼共同創業者、Oktaの共同創業者など複数の個人投資家も参加しています。
人工知能効率化プラットフォームのスタートアップであるGranicaは、ペタバイトスケールのAmazon Web ServicesのS3とGoogle Cloud Storageの顧客が冗長なデータを排除できるように設計されたプラットフォームをステルスモードから立ち上げました。
業界初のAI効率化プラットフォームと主張するGranicaのプラットフォームは、データ中心AIの斬新な基礎研究を、企業向けソリューションとして商業市場にもたらすと言われています。同社のソリューションは、データ削減とデータプライバシーによるAI効率化のための次世代アプローチを運用するもので、AWS S3やGoogle Cloud Storageを利用するAIチームが、増え続けるトレーニングデータから最大限の価値を引き出すことを可能にするとしています。
Granicaのプラットフォームは、より多くのAIデータをコスト効率よく取得、保存し、企業のAI実装に活用できるように設計されており、それによってモデルのパフォーマンスとビジネス成果を向上させます。アプリケーション・プログラミング・インターフェースとして実装されたGranicaは、斬新な圧縮・重複排除アルゴリズムにより、クラウドオブジェクトストアのペタバイトスケールのAIトレーニングデータのサイズとコストを最大80%削減します。
また、オブジェクトデータ内の機密情報のプライバシーを保護し、AIやアナリティクスでの安全な利用を可能にするとともに、データセキュリティの態勢を向上させるサービスです。ローンチ時、Granicaはデータの効率化に重点を置いており、エンドツーエンドのAIパイプライン全体で効率化を推進する計画です。
本サービスの価格設定はユニークで、Granicaは、ソリューションの展開がアップサイドのみをもたらすように、月ごとに発生する節約額のごく一部を、節約額が発生した場合にのみユーザーに請求する、成果ベースの価格モデルを提供しています。
Granicaは、毎月、サービスを利用する顧客が達成したコスト削減を測定します。このコスト削減は、ストレージの使用量削減、データ転送コストの削減、AIトレーニングプロセスの効率化などからもたらされる可能性があります。そして、その削減額の数パーセントを料金として請求します。
「企業はもう、高騰するクラウドコンピューターやクラウドストレージのコストによって『イノベーションの壁』にぶつかる必要はありません。Granicaを利用することで節約された金額は、AIベースのイノベーションに還元され、企業の収益に直接貢献します。」とGranicaの共同創業者兼CEOは説明します。
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