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車両運行会社向けに保険ソフトを提供する"Lula Technologies"がSeries Bで$35.5Mを調達
Lula Technologiesは、Khosla VenturesとNextView Venturesが共同リードし、Bain Capitalの会長やその他多くの支援者が参加したSeries Bで$35.5Mを調達した。
2020年に設立された車両運行会社向けに保険ソフトを提供する急成長中のLula Technologiesは、トラック運送会社が車両保険を購入できるプラットフォームを提供しています。このスタートアップはまた、貨物の損害を補償する保険も提供しています。トラック運送業以外にも、Lulaはレンタカー・プロバイダーや車両を保有する他の企業にもプラットフォームを販売しています。
同社は、顧客が標準的な自動車保険だけでなく、従量制プランも購入できるようにしています。Lulaによれば、これらのプランでは、フリート・オペレーターは1日ごとに支払うことも、1マイルごとに支払うこともできます。後者のプランは、年間を通じて自動車を使用しない企業にとって、よりコスト効率の高いものとなります。
コアとなる保険購入機能の他に、Lulaは様々なツールを提供しています。
そのひとつは、フリート・オペレーターが保険金請求を迅速に行えるよう設計されたツールです。Lulaによると、ユーザーは自動化機能を利用することができ、このプロセスにおける手作業を減らすことができます。保険金請求後は、審査プロセスにおける重要なマイルストーンに関する最新情報が提供されます。
Lulaのもう一つのツールであるLulaSafeは、車両運行会社が運転履歴などのドライバー情報を収集するのに役立ちます。同社のプラットフォームは、機械学習アルゴリズムを使って数百のデータポイントから情報を収集するといいます。
Lulaの顧客数は2022年2月時点で100社弱で、その数は現在約4,000社に達しているようです。
Lulaの売上は増加の一途をたどっており、昨年2月以来、売上は20倍に伸びたといいます。このスタートアップは、約半年で黒字になると見積もっており、1年以内に年間経常収益1億ドルの大台に乗ると予想しています。
事業の勢いを支えるため、Lulaは製品ポートフォリオを拡大することで新たな収益源を生み出す計画です。特に、物流部門向けの新しい保険サービスを開始する予定です。また、組み込み型保険ツール、つまり他社が自社の製品に賠償責任保険をバンドルできるツールの開発にも取り組んでいます。
Lulaの資金調達ラウンドは、別の保険テクノロジースタートアップのAccelerantが$150Mを調達した数週間後に行われました。アトランタに本社を置くAccelerantは、保険アンダーライター(保険会社と協力して顧客向けの保険証券を作成・発行する企業)の生産性を高めることに焦点を当てたプラットフォームを提供しています。
 
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