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顧客体験向けのAgentic AIを開発する"Parloa"がSeries C$120Mを調達し、評価額が$1Bに拡大
Parloaは、Durable Capital Partners、Altimeter Capital、General Catalystがリードし、EQT Ventures、RPT Capital、Senovo、Mosaic Venturesが参加したSeries Cで€105M($120M)を調達し、評価額が€881M($1B)に達した。12か月前にSeries Bで€58Mを調達してました。
2018年に設立されたドイツ・ベルリンに拠点を置く顧客体験向けのAgentic AIを開発するParloaのミッションは、Agentic AIによって企業のカスタマーサービスを再発明することです。Series B以降、Parloaはエンタープライズ向けコンタクトセンター専用のAgentic AIプラットフォームであるAI Agent Management Platform (AMP) をリリースし、収益は4倍になったと報告されています。ParloaのAI Agent Management Platformは、企業が数百万のAIエージェントを構築、テスト、デプロイできるようにし、顧客と自然で個人的な会話を行うことが可能になります。
「人々が企業と関わる方法は永遠に変わりつつあります。Parloaでは、その変化の最前線に立ち、企業がAIによってカスタマーサービスを変革できるよう支援しています。当社の顧客は、AIエージェントと顧客の間で毎回のやり取りを通じて1対1の関係を築き、ロイヤルティの深化、新たな収益源の実現、そして非常にパーソナライズされた体験の創出を目指しています。この新たな資金調達により、企業向けにカテゴリを定義するAI Agent Management Platformの拡大という当社のミッションが加速します」とParloaの共同創業者兼CEOは述べています。
Gartnerによると、「2029年までに、agentic AIは一般的なカスタマーサービスの課題の80%を人間の介入なしで自律的に解決するようになる」とのことです。
Menlo Venturesの調査によれば、2024年には企業による生成AIアプリケーションへの支出が8倍に増加し、そのうち31%がカスタマーサポートソリューションに投入されているとのことです。
Parloaは、ブランドが高いパーソナライズ性を持つダイナミックなAIエージェントを大規模に構築・デプロイできるようにすることを目指しています。これらのエージェントは、実運用に投入される前に厳格なシミュレーションテスト、データの分離、コンテンツのフィルタリング、モニタリングを経ています。また、自然な会話を通じて顧客と継続的に学び、関わることが可能です。
「General Catalystでは、Applied AIが世界の産業を変革すると信じており、Parloaはその代表的な存在です。Parloaのagentic AIに対する大胆なビジョンと卓越した実行力は、すでに明確な市場の影響をもたらしています。この投資は、La Famigliaを通じた我々の初期段階からの確信に基づくものであり、ヨーロッパから世界をリードするAI企業が誕生すると信じている証でもあります。私たちは、Parloaチームがカスタマーエクスペリエンスの未来を形作っていくのを支援できることを誇りに思います」とGeneral CatalystのManaging Director兼Head of Europeは述べています。
この新たな資金により、Parloaは北米および欧州での事業拡大を加速します。また、AMPの新機能開発と、優秀な国際人材の採用にも積極的に投資していきます。
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