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FinTech利用ベース課金のMetronome、急成長を背景に主要幹部2名を採用
Usage-based Pricing(使用量ベースの課金)プラットフォームを提供するMetronomeは、急速な市場拡大を背景に、AIおよび販売分野で豊富な経験を持つChris Kent氏をマーケティング担当シニアバイスプレジデントに、またGo-To-Market(市場開拓戦略)分野で実績を持つTyler Petersen氏をGTM部門責任者として迎え入れたことを発表しました。
Metronomeは、ソフトウェアおよびAI企業が成長を加速させるために必要な、柔軟で現代的な価格設定・課金モデルを提供しています。2024年には、Metronomeプラットフォームを通じて処理された課金額が前年の8倍に増加し、シリーズCの資金調達ラウンドでは5,000万ドルを調達しました。同社は現在、OpenAI、Anthropic、Databricks、Confluent、NVIDIAといった企業を含む、世界中で1億5000万人以上のエンドユーザーの課金インフラを支えています。
Metronomeの共同創業者兼CEOであるScott Woody氏は、「AIが製品の収益化や成長促進の方法を再定義するなか、Metronomeは価値に応じた柔軟な料金設定を可能にし、顧客満足度を高めることができます。ChrisとTylerはこの業界変革における深い経験と専門知識を持っており、彼らをチームに迎えられることを大変嬉しく思います」と述べています。
Chris Kent氏は、業界の変革について次のように語っています。「ソフトウェア業界は今、製品価値の提供方法が劇的に変化しています。従来の価格モデルは、AIや自動化によって動く現代の製品の実際の価値をもはや反映していません。企業は柔軟な価格設定や新しいビジネスモデルを迅速に試し、展開しなければならないのに、古い課金システムが障害になっています。Metronomeは動的で使用量ベースの新たな収益化インフラを構築し、企業の成長エンジンとなることを目指しています。」
Tyler Petersen氏は、「ソフトウェア業界は今まさに、クラウドへの移行以来最大のビジネスモデル変革を迎えており、AIはこの流れを劇的に加速しています。GTM責任者として、企業のリーダーがこの10年に一度のチャンスを掴めるよう、課金インフラを競争優位性に変え、成長と俊敏性を推進できるよう支援できることを楽しみにしています」と語っています。
Metronomeは最近、『フォーブス』誌が「次の10億ドル規模スタートアップ」として取り上げるほど注目を集めています。同社が2025年に行った調査によれば、最大手ソフトウェア企業の77%が何らかの形で使用量ベースの価格設定を採用していることが明らかになりました。Metronomeは今後も、AIエージェント、ハイブリッド価格設定、成果ベースの価格設定といった分野で企業を支援する大きな可能性を見出しています。またMetronomeは、昨年秋にセルフサーブモデルや複雑なエンタープライズ契約、クラウドマーケットプレイスなどを処理する新機能を搭載した大幅なアップデート「Metronome 2.0」をリリースしており、より幅広い顧客ニーズに応える準備を整えています。
Metronomeについて
Metronomeは、ソフトウェアおよびAI企業が柔軟な使用量ベースの課金を通じて迅速に成長できるよう支援する、業界をリードするプラットフォーム企業です。企業が製品の価値に応じた価格設定を実現し、顧客体験と収益を最大化するための動的なインフラを提供しています。OpenAIやDatabricks、NVIDIAをはじめ、多くの著名企業がMetronomeを採用しています。
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