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2025/07/25

Startup Portfolio

次世代データベースのScyllaDB、Google Cloud上で「BYOA」モデルを提供開始

高スループットかつ予測可能なパフォーマンスを誇るマネージド型データベースサービス「ScyllaDB Cloud」が、Google Cloud上で「BYOA(Bring Your Own Account)」モデルを新たに提供開始しました。これにより、これまで提供されていた完全マネージド型およびセルフホステッド型に加え、Google Cloud Marketplaceを通じてさらに柔軟な導入オプションが選択可能になりました。

 

BYOAモデルでは、Google Cloudの利用企業が自らのアカウント、プロジェクト、VPC環境内にScyllaDBのクラスタを直接デプロイできます。データの完全な所有権と制御権を保持したまま、バックアップ、監視、最適化などの運用作業はScyllaDBが一括して代行します。インフラ費用はGoogle Cloud側に直接支払い、ScyllaDBにはサブスクリプション料金を支払う構成です。

 

TripadvisorのAIサービス・プロダクトチームでデータエンジニアリングを担当するDean Poulin氏は、「ScyllaDBのBYOAモデルは、我々にとってパフォーマンスとデータプライバシーの両面で大きなメリットがあります。マイクロサービスのすぐ近くにDBを配置できるため、レイテンシの低減とスループットの向上を同時に実現できています」と評価しています。

ScyllaDBはその独自アーキテクチャにより、Google Cloudのインフラ性能を最大限に引き出します。ScyllaDBのCEOであるDor Laor氏は、「ScyllaDBはもともと高スループットかつ一貫した低レイテンシの実現を目的に設計されたデータベースです。Google Cloudとの連携により、ShareChat、Discord、Digital Turbineといったデジタルネイティブ企業に対し、驚異的なスピードとスケーラビリティを提供できています」と述べています。今後もScyllaDBとGoogle Cloudは協業を強化し、より多くの企業に対して高性能かつ柔軟なクラウドDB環境を提供していくとしています。

 

ScyllaDBについて
ScyllaDBは、極めて低いレイテンシと数百万オペレーション/秒規模の処理性能を同時に求められるユースケースに特化して設計されたスケーラブルなNoSQLデータベースです。CPUコアごとのシャード構成により、インフラの力を最大限に引き出し、必要ノード数を減らしながら高性能とコスト効率を実現します。Disney+ Hotstar、Expedia、Discord、Crypto.com、Zillow、Starbucks、Comcast、Samsungなど400社以上の企業が、困難なデータベース要件の解決にScyllaDBを活用しています。

 

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