Startup Portfolio
FinTechのMakoが、世界初のAI投資アソシエイトを発表、金融業界の生産性を変革へ
Makoは「世界初のAI投資アソシエイト」として発表された新しいAIエージェントです。プライベートエクイティやアセットマネジメントといった分野では、膨大な情報から迅速に洞察を引き出し、意思決定を下す必要がありますが、従来は人間が手作業でデータ整理や定型業務を担っていました。Makoは、この負担を大幅に軽減し、短時間で高度な分析を実現します。
Makoは従来のソフトウェアとは異なり、まるで同僚のようにチャットで指示を与え、複雑な業務を数分で処理します。データルーム全体の分析、数十件の顧客通話の要点整理、過去案件から埋もれた指標の抽出など、情報検索から分析、成果物の作成まで幅広く対応可能です。さらに、CRMやファイル共有アプリへの事前接続や知識グラフを備え、わずか30分のセットアップで社内データの活用を開始できます。セキュリティ面でも、ユーザーデータはクラウド内で完全管理され、SOC 2 Type II認証を取得しているほか、学習には利用されません。
Makoは2023年にShivaal氏、Bain & Company出身の共同創業者、そしてGlean出身のWill氏らによって立ち上げられました。すでにトップのプライベート・グロースエクイティ企業で導入が進んでおり、ディールのスクリーニング、デューデリジェンス、ポートフォリオ報告、アウトリーチ自動化などに活用されています。厳しいM&A市場において、投資家がより多くの案件を深く分析し、意思決定の質を高める競争優位性を提供しています。現在は音声入力による次世代機能も開発中で、金融・プロフェッショナルサービス業界(GDPの15%を占める市場)においてAIアシスタントを普及させることを目指しています。
Makoについて
Makoは、金融・プロフェッショナルサービス向けに設計されたAI投資アソシエイトを提供するスタートアップです。複雑な業務の自動化と高速化を通じて投資家の生産性と意思決定の質を高めることを目的としています。2023年に設立され、Khosla Venturesなどから支援を受けています。すでにプライベートエクイティやグロースエクイティ企業で採用され、金融業界におけるAIネイティブなワークフローの新基準を打ち立てつつあります。
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