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Content SafetyのLoti AI、CMG Worldwideと提携し、伝説的タレントと遺産のデジタル肖像権を保護
Loti AIは、知的財産管理とブランドライセンスのリーディング企業であるCMG Worldwideと提携し、CMGが保有する著名人および遺産のデジタル上での無断使用や改ざんからの保護を強化すると発表しました。CMGはエンタメ、スポーツ、文化を代表する多くのレジェンドを管理しており、Lotiの類似性(likeness)保護技術を導入することで、画像・音声の無断複製やなりすましに対する常時監視、検出、削除要請までを一貫して行える体制を整えます。
CMGのJoey Roesler氏は「私たちが代表する人物は文化に消えない足跡を残しています。無断のデジタル複製は評判を損なうだけでなく、歴史そのものをゆがめかねません」と述べ、Lotiの技術が遺産の真正性を守るうえで重要だと強調しました。対象にはBurt Reynolds、Christopher Reeve、Ginger Rogers、Harry Belafonte、Jimmy Stewart、John Wayne、Judy Garland、Mickey Rooney、Raquel Welch、Andre the Giant、Joe Louis、Randy Savage、Rocky Marciano、Sugar Ray Robinson、David Ruffin、Albert Einstein、George Patton、Mark Twain、Neil Armstrong、Rosa Parksなどが含まれます。
Loti AIのCEOであるLuke Arrigoni氏は「無限に近いコンテンツ改変が可能な時代に、歴史的遺産や現役タレントが真正性・評判・価値を守るための継続的なデジタル保護が不可欠になっています」と述べ、タレントマネジメントやライセンス企業がプロアクティブな権利保護へ移行している業界潮流を指摘しました。生成AIの普及で本人の同意なく精巧なデジタル複製が容易になる中、Lotiは精度の高い検出と迅速な削除対応で、故人を含む著名人の肖像・声・レガシーが正確かつ敬意をもって扱われる環境を整えます。Arrigoni氏はさらに「合成メディアが広がるほど、個人が“何を共有し、何を守るか”を主体的に選べる保護が信頼の基盤になります。家族や遺産管理者が死後の肖像利用を統制できるようにすることは、無断コンテンツと同意侵害をゼロに近づける取り組みです」と述べました。
Loti AIについて
Loti AIは、音声・顔認識・ディープフェイク検出を中核に、オンラインでの無断なりすましやアイデンティティ濫用から個人を守るデジタル・ライクネス保護のテクノロジー企業です。インターネット全域を走査して不正利用を特定し、平均95%の効率で1日以内の削除を実現。セレブから一般消費者までのデジタル権利とプライバシーを守ります。2022年創業。高度なAIを活用し、安全でコントロール可能なオンラインプレゼンスを提供します。
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