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フォトニクス半導体のLightmatter、Open CPX MSAに参加し双方向通信に対応した業界初のCPX光エンジンを投入
Lightmatterは、パッケージ近傍に光学系を置くモジュールの仕様を定めるOpen CPX Multi-Source Agreement(MSA)へ参加し、AIインフラ向けとしては業界初となる双方向(BiDi)光リンク技術を備えたOpen CPXモジュール、Passage L20 CPXを発表しました。すでに公表しているニアパッケージ光学(NPO)基盤のPassage L20光エンジンを用い、1つのソケット型モジュールで毎秒6.4テラビットを実現しながら、必要な光ファイバーとコネクターの本数を半減させるとしています。
従来の光リンクは送信と受信に別々のファイバーを使いますが、BiDiは方向ごとに異なる波長を割り当てることで、1本のファイバーに送受信をまとめます。同社の技術ブリーフに基づく分析では、GPUを512基束ねたスケールアップ・ポッドにおいて、ファイバー本数を約13万本から6万5000本へ、コネクターを約1万6000個削減できるとしています。同社は、これによりスケールアップ相互接続網の総コストを約15%抑え、故障点の減少と敷設・保守の簡素化につながると説明しています。なお、これらの性能とコストの数値は自社の試験またはモデリングに基づく暫定値であり、構成や導入環境によって結果は異なるとリリースに明記されています。
Passage L20 CPXは、合計12.8テラビット毎秒(送信6.4、受信6.4)の帯域と、片方向あたり32本の光レーンを212.5ギガビット毎秒のPAM4で動作させる設計です。MSAが定めるType 2のピン配置を採用し、シングルモードファイバーで500メートル超に届き、IEEE 802.3djのDRリンク構成とOIF-CMISの管理プロトコルに従います。創業者兼最高経営責任者のNick Harrisは、AIインフラの拡大に銅配線が追いつかず共同パッケージ光が答えになるとしたうえで、CPXは光学系とファイバーとサプライチェーンを先に量産へ乗せるための入り口だと述べました。評価キットの顧客向け出荷は2027年第1四半期を見込んでいます。
Lightmatterについて
Lightmatterとは、2017年に設立されたアメリカのフォトニクス半導体企業で、本社はカリフォルニア州マウンテンビューにあります。マサチューセッツ工科大学で出会ったNicholas Harris、Darius Bunandar、Thomas Grahamが共同創業し、HarrisがCEO、Bunandarがチーフサイエンティストを務めます。主力製品は3次元積層のシリコンフォトニクス・エンジンであるPassageと、光源モジュールのGuideで、数千から数百万規模のプロセッサーを光で接続します。データ伝送の制約を取り除き、AIと高性能計算の基盤となる帯域密度と電力効率を高めることを目指しています。
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