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FinTechスタートアップのAnchorがシードラウンドで、1500万ドルを調達し自律的な課金プラットフォームへ投資拡大
イスラエルのスタートアップ企業であるAnchorは、1,500万ドルのシードラウンドを完了したことを発表しました。このラウンドは、Rapydの新しいベンチャーキャピタル部門であるRapyd Ventures、Entrée Capital、およびTal Venturesがリードしました。Anchor社は、今回の資金調達により、チームを拡大し、パートナーシップやマーケティング活動を拡大していく予定です。Rapydは最近、100億ドルの評価額で3億ドルを調達し、他のFinTech企業への投資にも関わっていく意向を表明しています。
Anchorは、CEOのRom Lakritz、CTOのLeeor Aharon、CROのOmry Manによって2019年に設立され、テルアビブのオフィスで16名を雇用しています。Anchorの自律的なエンドツーエンドの請求・支払いソリューションは、ベンダーとクライアントの契約から始まり、請求書発行、支払い、リコンシリエーションのステップを管理するというサイクル全体をカバーしています。この自動化により、あらゆる規模の企業は、時間とコストのかかる支払いのための手作業に煩わされることなく、請求書作成に集中することができます。Anchorは、クライアントの支払い情報とサービスプロバイダーの技術スタックを統合することで、サービスが提供された時点、または請求期限が来た時点で、契約や成果物に応じて請求書が自動的に作成され、送信されます。支払いが完了すると、Anchorは回収とリコンシリエーションを自動化します。
アンカー社の共同創業者兼CEOであるRom Lakritzは、次のように述べています。「ベンダーへの支払いを高額にしている請求・回収の課題は、人間的な要素に起因しています。SpotifyやAmazonのアカウントから機械で生成された請求書を信用するように、人々がサービスプロバイダーから受け取る請求書を信用することができれば、請求と支払いはもはや苦痛なプロセスではなくなり、年間120兆円以上と推定される市場で現金が容易に流れるようになるでしょう。」