Startup Portfolio
世界で最もスマートなクレジットカードを提供する"X1 Card"が$15Mを調達し、Series Bの資金調達合計が$40Mに
X1は、Soma Capitalがリードしたラウンドで$15Mを調達し、Series Bの資金調達合計は$40Mに達し、これまでの資金調達総額は$60Mに達しました。
また、正確な評価額は明らかにしませんでしたが、今回の資金調達により、4ヶ月前のSeries B資金調達時($25M)と比べて、同社の評価額は50%以上増加したといいます。X1のこれまでの出資者には、FPV, Craft Ventures、Spark Capital、SV Angelなどがいます。
スマートクレジットカードのX1社は、この資金を成長の原動力とし、会員向けの新サービスを展開する予定で、そのひとつが、X1の新しい投資プラットフォームでカード会員がリワードポイントを使ってX1アプリで株を購入できるようにするものです。X1 は、カード会員の消費習慣、リスク選好、投資目標、収入、時間軸などに基づいて銘柄を推奨し、投資家をガイドします。この新機能は、今後数週間のうちに一部のカード会員に展開される予定です。
同社はプレスリリースで、将来的には「より伝統的な投資オプションに対抗できるように」株式購入機能を拡大する計画を持っていると述べています。これを踏まえると、少額投資や投資の自動入金など、AcornsやRobinhoodに共通する機能が期待できそうです。
年会費無料のカードとしては、X1のリワードも捨てがたい。カード会員には、利用額1ドルごとに2倍のポイント、取引が1万5000ドルを超えると年間利用額1ドルごとに3倍のポイント、紹介者には1カ月間の購入額1ドルごとに4倍のポイントを付与しています。X1は、昨年10月にベータ版を終了して以来、1,000万ドル以上のポイントを支払っています。
X1は、その報酬体系以外にも、混雑するクレジットカード市場で差別化を図るためのユニークな特徴を備えています。X1にはステンレス製のカードとバーチャルカード番号を提供しています。バーチャルカード番号は、利用者がサブスク契約期間や無料お試し期間(Free Trial)を忘れないように、指定した日に有効期限が切れるように設定できます。1回の利用、または有効化してから24時間後に自動的にバーチャルカード番号は失効します。