FintechスタートアップのCapStack、銀行間の連携を改善するプレシードで600万ドルを調達

FinTechのCapStackは、主に米国の銀行や他の金融機関間の協力を促進することを目指し、プレシードラウンドで600万ドルを調達したことを発表しました。銀行向けの統合オペレーティングシステムは、銀行間でのポートフォリオの可視性を提供し、協力関係を育むことを支援します。これにより、資産の多様化と収益性の向上が可能となります。資金調達は3月に行われ、Fin Capitalがリードしました。Alloy Labs、Cambrian Ventures、Cowboy Ventures、Future Perfect Ventures、Gaingels、Selah Ventures、Uncorrelated Ventures、Valor Equity Partnersなども参加しました。

CapStackは、製品を開発する前に資金を調達しました。同社は3月にCEOのMichal CieplinskiとCTOのTzvika Perelmuterによって設立されました。Cieplinski氏はフィンテック企業Pipeの共同創設者であり、Fundboxの創設チームの一員でした。Perelmuter氏は8200卒業生で、FundboxのR&Dチームの元リーダーです。

創設者たちは、約7000の銀行が存在し、それぞれが異なる言語、技術、コアシステムで独立して運営しているという、米国の銀行業界に存在する問題を特定しました。しかし、これらの銀行はすべて、リスクを軽減するために資産ポートフォリオを多様化することや、規制要件を満たすことなど、共通の問題に直面しています。

SVBの崩壊は最近の事例であり、銀行が適切に資産を多様化しない場合に直面する可能性のある結果を強力に示しています。
同社によれば、米国の60以上の異なる銀行がすでにこのプラットフォームへの参加に同意しているとのことです。CapStackには現在6人のチームがあり、Perelmuter氏がイスラエルのR&Dチームを、Cieplinski氏が米国を拠点に率いています。