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フィンテックRampがAI技術を採用し、業務効率と顧客体験を向上
かつてはすべての企業がフィンテックになるという冗談がありましたが、現在ではフィンテック企業がAI企業になるのかと思わせる動きが見られます。RampがCopilot、MicrosoftのAI技術による新たな統合を報じました。この支出管理会社は、Microsoft Teamsユーザーが自分のワークスペースから自然言語を使ってRampのスマートAIアシスタントにアクセスできるようになったと発表しました。
もちろん、RampだけがAIを活用する支出管理会社ではありません。Brexは9月にBrex AIの主力製品であるBrex Assistantを発表しました。経費情報の自動収集の他に、従業員が財務チームに普段尋ねるような質問、例えば外出先で1日に使える金額なども答えることができます。Brexの共同CEOで共同創業者であるHenrique DubugrasはTechCrunch+に対し、「これは従業員とユーザー体験を一から再考するAIの影響の始まりに過ぎない」と語っています。
今年初め、NavanはOpenAIとChatGPTのAPIをそのインフラと製品群全体に統合した最初の旅行会社であると主張しました。同社は、運用効率を高め、経費を削減するために、コードの作成、テスト、修正にAI技術を使用していると述べています。また、Navanの仮想アシスタントであるAvaを通じて、旅行管理者はパーソナライズされた推奨事項を提供し、旅行者の関与を高めることができると主張しています。
8月には、RampがThrive Capitalの既存バッカーと新投資家のSands Capitalが共同主導するファンディングラウンドで3億ドルを調達し、評価額は58億ドルに達しました。当時、同社は年間収益が3億ドルを超えたと発表しました。一方、Navan(旧TripActions)は2022年に3億ドルの収益を上げ、最後の公開評価では92億ドルに達しました。これらの企業は互いに競合するだけでなく、ConcurやExpensifyなどの既存のプロバイダーとも競争しています。そのため、顧客の獲得や業務効率の向上のためにAIを活用しているのは驚くべきことではありません。
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