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2026/09/16

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高速航空機のHermeus、Pratt & Whitneyと生産ライセンス契約を結びF100-PW-229エンジンを製造へ

RTX傘下のPratt & Whitneyと Hermeus は、HermeusがF100-PW-229エンジンを製造することを認める生産ライセンス契約を結んだと発表しました。F100はアメリカ軍で最も広く配備されてきた戦闘機用推進系のひとつです。この契約により、F100の有資格の生産拠点が新たに生まれることになり、両社はアメリカの防衛産業基盤の強化につながると説明しています。Hermeusは自社の短周期での量産手法を用いつつ、品質、安全、拠点立ち上げに関するPratt & Whitneyの世界基準に従って製造します。

F100は50年以上にわたりアメリカ空軍のF-15とF-16を飛ばしてきたエンジンで、累計の飛行時間は3200万時間を超えます。同時に、Hermeusの無人機Quarterhorseの動力源でもあります。Quarterhorseは今年に入って超音速飛行を達成し、民間が独自に開発した無人の超音速ジェット機としては世界初となりました。Pratt & Whitneyで戦闘機・輸送機プログラムを担当するバイスプレジデントのJessica Villardiは、Hermeusとの提携によってアメリカ国内の生産能力を広げ、高まる需要に応えながら、このエンジンの持ち味である信頼性を届けられると述べています。

HermeusのCEOであるZach Shoreは、将来の運用上の要求に応えるにはアメリカ国内でエンジンを作る能力を広げる必要があるとし、F100の認可製造者になることで、自社だけでなく防衛産業基盤全体の国内生産能力を押し広げることになると説明しました。同氏はまた、これによりHermeusが、Quarterhorseを量産するために必要な推進系の能力を社内に持つ、初の垂直統合型の機体メーカーになるとも述べています。エンジンを買う側から作る側へ移ることで、機体の生産速度を制約しかねない供給上の依存を減らす動きです。契約はQuarterhorseの量産を前倒しする効果も見込まれます。報道によれば、RTXの投資部門であるRTX Venturesは以前からHermeusの出資者に名を連ねています。


Hermeusについて
Hermeusとは、2018年に設立されたアメリカの防衛航空企業で、ジョージア州アトランタで創業し、ロサンゼルス、ジャクソンビル、ワシントンにも拠点を置きます。AJ Piplica、Glenn Case、Skyler Shuford、Michael Smaydaが共同創業し、現在はZach ShoreがCEOを務めます。主力は無人の高速機Quarterhorseで、試作と飛行試験を短い周期で繰り返す開発手法を特徴とします。設計から製造、飛行試験までを自社で抱え、高速飛行の能力を短い期間で軍へ届けることを事業の軸としています。

 

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